子は鎹(こはかすがい)、ということわざがある。 しかし、我が家には子供はいない。
だが、ネコがいる。
口喧嘩した後など、ネコの話題や挙動のおかげで持ち直す、というのはよくある。
まったく、ネコさまさまだといえる。
そこで試しに、ことわざの「子」を「ネコ」に置き換えて、通じるかどうか考えた。
ネコは鎹 (こはかすがい)
この諺は、既に証明されている。
この親にしてこのネコあり (このおやにしてこのこあり)
・・・当たっているといえるだろう。犬に替えてもアライグマに替えても、いけそうだ。
ネコの喧嘩に親が出る (こどものけんかにおやがでる)
毛がちらかるので、仲裁することはままある。(笑)
ネコの心親知らず (このこころおやしらず)
あたっている。あまり深くコミュニケーションが取れているとはいえない。
こちとらバイリンガルなのに、あっちはいっこうに言葉を覚えようとはしない。
ネコは三界の首枷 (こはさんかいのくびかせ)
これは言いえて妙。家人と二人で出かける時は、面倒見てくれる人を探さないと。
・・・と、ここまでは、よかった。
しかし、次のことわざは厳しい。
老いてはネコに従え
(おいてはこにしたがえ)